夢遊病カメラ 1/100


 

採尿カウンター

ケータイのメモリーにあったので、とりあえず載せてみる。
画質は粗いし構図もいい加減だしなんでこれを撮ったのか。
巡らせても巡らせても何ひとつ思い出てこない。

「何に使うんだよこの写真」
「ほほお、全部で20尿収容可能なのか」
「なんか、マラソンの給水ポイントみたいじゃね?」
「ていうか、なんでこんなの撮るの? キモイ!」
「マジ、キモイんですけど」
「No more 尿!」
「尿 more war!」
「尿意がmore!」

とまあ、いろいろ批判もあるでしょうけど……。

 

採尿カウンターセピア

それでも、ボクにとっては大切な思い出なんです。

 

ふしぶしの悩みに


新聞を広げた途端に、強烈な広告が飛び込んできました。

サメ軟骨

どうですか? このインパクト。
愛用者である東京都・山本さんのグラビア広告。
そう言ったとしても過言ではありません。

しかし、個人的に気になるのは右端のコピー。

おかげさまで!!
料理教室の先生も
プロデューサーもラクラク

どう解釈すればよいのでしょうか? 補足の説明がどこにも見当たりませんでしたので、稚拙ながらも推測をしてみました。

(1)サメ軟骨を服用した料理教室の先生やプロデューサーが「ラクラク!!」という使用感を述べている。

(2)サメ軟骨を服用することにより、料理教室の先生やプロデューサー業をラクラクこなすことが可能である。

まあ、どちらにしても職種を絞りすぎです。

くわえて、おいでよ。


 カップラーメンをすすっていたら、ドスンバタンという音に続いてヌギャーという不穏な鳴き声が聞こえたので、まさかまさかの予感を抱いて廊下に出ると、ネコが何かをくわえている。目をどろんと据わらせて。うっそおマジで!? ネズミ? ネズミなの? 勘弁してよもー。 と恐る恐る近づいてみたら、スズメだった。

 なにをドスンバタンしていたのか分からないけど、とにかくこのままではマズイ。ネコごと抱えて階段を降り、出入り口となっている風呂場の小窓からひょーんと放り出した。もうほんとこういうのやめて。部屋に戻り改めて麺をすすっていると、またもやヌギャアとケモノ丸出しの鳴き声が聞こえてきて廊下に出ると、ネコがスズメをくわえてこっちを見ている。

 戻ってきた。すぐ戻ってきた。ああ、風呂場の小窓、閉めてなかったか。だけどまさか戻ってくるなんて、ぬかった。んもう! またもやネコごと抱え上げる。よくみるとスズメはまだ生きていて、体をぴくぴくさせながらくちばしの先からちょっとだけ血を出している。うわーん、見たくない見たくない、見たくなかったよー。と慌てて階段を降りると、ネコが猛烈に暴れ出した。後ろ足をばたばたさせてもがく、もがく。

おかげで手首がこんなことになった。あーあ。こういうひっかき傷って範囲が広いから絆創膏が貼りづらいので、マキロンの類似品をぶしゅっとひっかけおいた。

手首の傷

 なんかネコって、飼い主に褒められたいがために獲ってくるらしいけど「おー偉い偉い、偉いぞー。さ、そのスズメ(ネズミ)、半分ずっこしようよ」なんてことはどうしても言えないし、スズメもネズミも食いたくないし。

 でも老後、年金も支給されなくて食うに困るような事態になったら、食うかな。むしろ、毎日獲ってこさせる。栄養のバランスを考慮して大根とかの根菜類、ほうれんそうなどの緑黄色系統もくわえてこさせる。もちろん、季節の果物なんかも。梨と桃は必須。でも、泥棒猫なんて言わせない。ひとりの、或いはふたりの老人の命を支えている大黒柱なんだから。そういうわけだから、これからもなかよくしようね。ねんごろねんごろ。

猫と車