白いMacはカマトトぶらない


 その日、ボクは見てしまった。
 ボクのオシャレな白いMacが、白いオシャレなボクのMacが。白を基調としたオシャレ泥棒コンピューターが、目を覆いたくなるような言葉を映し出していたのを。

naburu

 断っておくけど、ボクの差し金なんかじゃないからね。ボクがやったことといえばただひとつ、言葉の流れるスクリーンセーバーを設定しただけ。

 きっと、暑かったんだよね? 熱暴走、しちゃっただけだよね? 後ろにうっすら「礼節」って見えるけど、これって、あの慣用句のことだよね。・・・・・・そっか、足りてなくて、だからこんな、あられもない言葉を。

 それとも、それともだけど、オシャレぶるのに飽きた? 飽きちゃった? あれもこれもみーんな出来る。出来ないことなんてないんだよ。って夢を語るのがもう嫌に? 夢見る少女じゃ、いられない? そしたら今からキミのこと、『ファッキントッシュ』って呼ぶけどいいかな。それとも、『マ○ク』がいい? 個人的には後者のほうが想像力をかき立てていやらしいと思うけど、どう? どっちがいいか夕方までに決めておいてよ。