ごみ置き場で、大量のなめこを見つけた。
おそらく20袋はあった。ごみ袋の上層部に、頭でっかち状態で詰め込まれ、ごろんと寝ころんでいたのだ。
周囲には田植えを終えた水田が青々と広がっていて、飲食店は見当たらない。では、一般家庭がいったい何を当て込んで、これだけのなめこを買い入れたのかと想像するが、「なめこパーティーを開く予定だったのに全員にドタキャンされた」くらいの月並みなケースしか思いつかない。
そういえば。
グルメ番組の「厳選食材!」コーナーで、茨城のなめこ栽培業者が、なめこのてっぺんを指で触って、「ウチのなめこは、ほーら、ぬるめぎがすごいでしょう?」と言っていた。「ぬるめぎ」は「ぬるめき」の濁った言い方で、俗に言う「ぬめり」のこと。おそらく東北近辺の方言だと思うが、知っていてもまず使うことはない言葉だ。それにしても、「ぬるめぎ」と言われたって、雑味がしそうで「うひょー、うまそう!」とは思えないのは私だけか。
閑話休題。
と思ったけど、そうだ思い出した。アダルトビデオメーカー担当者が集結し、より「いやらしいタイトル」を発表するという企画を、タモリ倶楽部で見た。ずいぶん昔のことでメーカー名は忘れてしまったが、秀逸すぎて度肝を抜かれたタイトルが、「なめこ汁」だった。そういうタイトルのアダルトビデオ。これにはまいった。タモリもマイクカバーをふがふがさせながら、しきりに「いいねえ、いいねえ」と興奮気味に繰り返していたのを覚えている。
こんどこそ閑話休題。
問題は、大量のなめこである。今どきの過敏な賞味期限モラルに照らせば、期限がきのう、おとといであろうことは想像に難くない。たぶんまだ食える。が、一旦捨てようと心に決めてしまったものは食えないのが人間の心理だ。だったら別の使い道、こんなのはどうだろう。
なめこ風呂。
菖蒲湯より湯冷めしにくい驚異的な保温力。熱々に火を通せば、罰ゲームにもなる。そしてなにより、「ぬるめぎ」による肌への保湿効果は計り知れない。ちょちょちょ、ちょっと。そんなに俄然、食いついて来ないでくださいよ、お嬢さん。待って、押さないでね、私はね、あのね、食べて体に問題ないなら肌にもイイんじゃないかって、押さないで、そう思っただけですよ、押すな、だからね医学的な裏付けなんてありませんから。民間療法みたいなものです。いいですか? お嬢さん。ソイジョイ。
まあ、それでね、なめこ風呂に入ったら、温泉の作法に倣って、かけ湯をしないで上がること。はい、ここポイントね、お嬢さん。さっとパジャマを着て、肩まで布団をかぶって寝るの。そうしたら、寝てる間に「ぬるめぎ」がじーっくり浸透するから。ね? そうすると朝にはお肌つやつやで、お嬢さんからお嬢ちゃんに変身ですよ。え? いまさらお嬢ちゃんになってどうするかって? 旦那にかまってもらいなさいよ、そんなもん。ソイジョイ。インリンオブ? ソイジョーイ! いいねえ、ノリがいいねえお嬢さんたち、あ、ちょっとちょっと! そんなとこでM字しないで、お願いだから、やるなら旦那の前でやりなさいって。
というわけで。
全国のスーパー銭湯のオーナー各位へ。
なめこ風呂、もしくは、なめこ湯。このアイデア、買ってみませんか? 不振な経営状態に強烈なカンフル剤を。ぜひ、一枚噛ませて下さい。
あと、バラエティー番組プロデューサー各位へ。
熱湯風呂はもう古いです。なめこ風呂へ切り替えの時期です。終わったら、スタッフ全員で美味しくいただけば苦情は回避できます。こちらも、一枚噛ませてください。
パンティー はいてんのん
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