昨年、年末ジャンボ宝くじを連番で10枚買いました。結果を照合してみたところ、3000円と300円がそれぞれ1枚ずつ当選していました。投資が3000円で利潤は300円。
私はこめかみを押さえました。
よっしゃ!と勝利のポーズを取るには利益額が低すぎるし、年末ジャンボを購入したほとんどの人が損失を被っていることを考えれば、落胆のポーズを取ることには躊躇を覚えます。しかも、換金という手間を考慮に入れると利益額はさらに減ることとなり、私は明確な損得のジャッジメントを下せずにいるのです。
しかしながらこの微妙な損得勘定は、私が記事を書くにあたって心がけている、『役に立たないことしか書きたくない』というポリシーに通じるものがあります。何となく保存してある出どころ不明のネジのように、ただそこにあるだけでなんの利益ももたらさない記事。読んで何か得るものがあったのだろうか?むしろ、読んでいる時間だけ無駄を得たのではないか?読後にそんな疑問を抱かれる記事でありたい。と思いながらしたためているのです。
支給額300円、時間の無駄288円、差し引き12円の記事。みなさんに1年間でどれほど貯蓄させることができるかは分かりません。更新頻度によるでしょうが、1ヶ月に5回更新するとしても720円ほどでしょうか。微々たるものです。しかし、そんな微々たるものでも年越しそば、もしくは正月の切り餅の足しにはなるでしょう。
甲斐性無しなブログですが、本年度もひとつお付き合いのほどよろしくお願い致します。