そうなのよ。洗濯物がね、飛ばされちゃったの突風に。ゲイラカイトみたいにあっちこっちしながらああっという間に国道の向こうまで。あは。でもね、アタシ負けない。負けたりしないの。だってね、あのスーパーのタイムセールでアタシ、勝ったことしかないわ。詰め放題のビニールが一瞬にして裂けたってみだりに慌てたりなんかしない。「強い人ね」って言われるけどそんなことぜんぜん。自信がないだけ。強いフリしてるだけなの。あのね、最近、ダンナがね、そうなの。え? まる分かりよそんなの。だってアタシの鼻。この嗅覚! 分かりたくなんてなかった。・・・・・・おかしい。なんかおかしくってかなしい。アタシ愛したの。100万通りも愛したの。でもね、たぶんきっと、こういうことなのよ。アタシが彼を愛してたっていう、それだけの。ただそれだけのことだったのよ。きっとそういうことなのよ。そうなのよ。・・・・・・それにしてもよく笑う子ね。アンタなんて名前? ふうん。ね、明日もここに来なさいよ。きっと、すごくいい風が吹くわ。
月別アーカイブ: 2009年1月
書く爆発
ヌいてから書くか、ヌかずに書くかという問題がある。書くに限らず、クリエイティブな作業において性欲はどのように作用するのか。プラス?orマイナス? デッドorアライブ? そりゃスッキリしてからのほうがいいに決まってるでしょ。だってホラ、雑念がなくなるわけだし。なるほどそれも一理あろう。冷静かつ客観的な判断のもとにタイプされた文章は理知的であり理論的にも破綻することなく何よりも強靱な説得力をもって読み手の納得を誘う。しかしである、その背後で重大な損失が発生していやしまいか。性欲は無軌道なエネルギーである、無秩序なエナジーである、計り知れない熱量である、そして限りない資源であり、魂の叫びでもある。そうだ、そのすべてを抱えたままで、書くのだ。いや、違う、かいちゃだめだ。そっちじゃない。下半身いい子いい子しちゃったら本末転倒じゃないか。書く、または描いたり歌ったり弾いたり鳴らしたりするのだ。だからさあ、その手を止めるんだ。耐えろ! 歩留まりは悪くても、その「うああ!」を書くチカラにコンバートするんだ。その自己犠牲で、世界をあっと言わせろ。ヌルいテキストをぶっ潰せ! 大丈夫だキミなら出来る。いますぐウィンドウズメディアプレイヤーを閉じテキストエディタを起動、すべてをキーボードに叩きつけろ。殴るように打て。火花が散るくらいに打て。激しく飛び散るキートップ、かまうな、もっと壊せ。最後は爆発だ、炎上だ。YOSHIKIのドラム! それくらいやれ!
突然ですがお詫びです。オチの思案中にアクシデントが発生、スッキリ状態へと遷移してしまったことにより、上記文章とのテンション差を埋めることが事実上不可能となりました。不完全な状態でのアップ、大変申し訳ありません。今後、このような手違いが発生せぬよう管理体制を強化してまいりますので、クラッシュログ、matohazureともどもこれからもよろしくお願い致します。
無駄に新しいことを始めました。
なんとなく、本当になんとなくはじめましたtwitter。なんて読むのかな。ツイッター?トゥイッター?ふう、イッたー。あ、そっち行ったー!逃がすな、そっちそっち!つかまえろ!つかまえて鼻フック! え?なに?なんつったー? え?え?え? す、好き? オ、オレもー!!!!! はっけよーい、ツイッタツイッタ!つがったつがった!
というわけでかまってもらいたいのですが、なんかみんなシャットダウンていうか非公開だからこわい、拒否されるのがすごくこわい。なかったことにされるのがこわい。こわすぎて足がぐなぐなに震えてる。ていうか傷つきたくない。ちなみに自分はガバガバに開放しておりますので、ま、あの、ひとつよろしくお願いします。
愛あるウェーブ
まさか、とは思うけど買ってないですから。買うとか買わないとかの問題以前にどんな資金繰りを試みたって、ていうか、ちょとしたお年玉程度の賃金しか授与されていない人間に金銭を貸与してくれる酔狂な機関などそもそものハナシあるわけもないのでプリウスなんて買ってないし年末ジャンボも当たってない。ついでに言うならはなから年末ジャンボなんか買ってさえもいない。買いそびれた。で、なんでこんな言い訳してるのかとゆうと、や、なんとなく、なんとなくそういう感じが、「あいつプリウス買いやがった」とか「貧乏くさい記事しか書けないくせに?」とか「富裕層が貧民のフリして下世話なこと書いてやがったのか」とか「ていうか金髪ゴムメガネって何?」といったチクチクしたウェーブが、憎悪にも似たそんなウェーブが光ファイバーに乗って光よりも速いスピードでボクの家に音もなく侵入、液晶ディスプレイの青白いバックライトに乗り込んで顔面をまんべんなく放射。ボクは、顔面の痛みに耐えながら「あ、なんか憎まれてる。インターネット経由で憎しみの的になっている」という事実を感じ取ったからなのであって、そんな顔面のヒリヒリに耐えながらボクは「憎しみなんてもうたくさんだ。愛、愛、愛でいいじゃない、愛がいい、もう愛だけしかいらない。だけど、愛はオカズにならないんだよね。逆に、逆に言えばだよ? エロビデオに対してボクら、つまりAV女優に対してボクら愛がないから、本当の愛じゃないから、だからこそヌけるんだよね」って思ったんだ。あのさ、このあとボク、膨大なライブラリーのなかからひとつだけ選んで、愛のない世界に没頭したいと思ってるんだ。だからあの、すごく言いづらいんだけど、帰ってくれないかな。ごめん、うん、じゃ、また電話する。
ハイブリッドカー購入
年末ジャンボが当たったので車を買ったわけなんですが。プリウス。そっそ、そうそう、電気モーターとガソリンエンジンでうまいことアレして走るやつ。ハ、ハイブリッド? とかなんとかいうやつ。んもーピッカピカ。パッカパカ。給油口のフタをパッカパカ。ほんでシートはフッサフサ。ほんでまあ、アレですわ。シートに座してキーをひねりますとね「ヒヒーン!」て。いななき。お? なんでえ馬なんじゃねえかっていやいや馬じゃあないんですよ。ほら、電気モーターちゅうのは無音ではないですか。分かりますか? え? 分かりませんか。そしたらぜひ覚えて帰ってください。音、しないんです。電気モーターんときはむむむの無音なんです。はああ? なんでえそれがどうした無音のなにが都合悪いってんだ言ってみしゃんせ。って。そう、そっちの金髪ゴムメガネのあなた、そう言いたいんでしょ? ややや、そんなにかぶりを振んなくなっていいの。いいのいいの分からないってことは恥ずかしいことじゃないんだから。ひとつ考えてもみりゃんせ、たとえばもし、アンタが目の不自由な人間だったとしたら。・・・・・・ね? そうでしょう? 無音じゃイカンでしょう? 車があるっちゅうことに気づかないわけでしょう? ほしたら撥ねられ放題なわけでしょう? 交通テロなわけでしょう? モータリゼーションが引き起こした災害なわけでしょう? だから「ヒヒーン」。効果音。これ特注でしてね。無理言って拵えてもらったんです。こんなら「あ!」って気づいてもらえるわけでしょう? 「あ、馬だ!」って思ってもらえるわけでしょう? いやいやだから馬じゃなくて。馬のフリ、してるの。あ、あ、あ、それだけじゃないんです。走ってるときは「パカラッ、パカラッ」って。効果音。「一休さ〜ん!」って。「大変でござる、一休さ〜ん!」って絶叫すれば気分はもう新右衛門。次世代・新右衛門。ていうような、そんな車の夢をですね、見たような見ないような、そんな09。