それは白鳥のために


 白鳥の訪れる町というものはおしなべて、エサ不足に頭を悩ませているようです。

餅?

これを見た私が「餌が足りないんですね」と呟くと、Kさんがこう言ったのです。

 「あっ、なーんだ、オラ、餅かと思った」

 いいですかKさん、箱に餅を入れたりしたらどうなると思いますか。ひっついて取れなくなります。時間が経ってカチカチになったら手に負えやしません。あと、白鳥は餅なんか食べません。つきたてであっても食べません。よしんば食べたとしても喉に詰まらせて死にますし、食べさせてはいけません。

 などと、言いたいことはたくさんあったのですが、あまりにも予想外の発言だったので「モチ!?」と言うのが精一杯でした。

 危険訴求度 90/100(白鳥にとって)

サポートくん


 みなさんに紹介します、サポートくんです。

サポートくん

 とある消費者金融のメインキャラクターである彼は、その名前からも分かる通り、貸し借りに関する相談から無理のない返済計画までを支援してくれるようです。

 しかしどう考えても「日曜日のお父さん」にしか見えないのは気のせいでしょうか。間違いなくシャツをズボンにインしてます。そして愛犬ペロの犬小屋を作ることで頭がいっぱいです。手を広げ愛想よく振る舞っていますが、本当はホームセンターに行きたくて仕方ありません。アドバイスも上の空です。

 お金を借りるべく訪れると窓口に彼がいるのです。本当に彼のことを信用しても大丈夫なのでしょうか? とても不安です。そういった意味でこれは「キケンな看板」なのですが、果たして本当にそうなのでしょうか? 私たちは彼の姿を見て、あることに気付くのです。

 「誰かに頼ってばかりの人生でいいのかしら?」
 「私自身がしっかりしなくちゃ!」

 返済の明確なビジョンというものは、他でもない我々消費者自身が組み立てなくてはならない。そしてそれが、借金完済の一番の近道である。頼りにならない唐変木のフリをしながら、彼は訴えているのです。

 それが、私たちに対する、彼の愛のカタチなのです。

 危険訴求度 0/100

防火用水池のほとり


得体の知れないやつ

出た。

気持ちはお察し致します。
いろいろと工夫なさったのでしょう。

でも、ポケモンのキャラにありそうです。
きっと、本当はイイ奴なんです。

両手、両足、股下、口。
キザキザがふんだんに使用されています。
これは前回のライオンにも見られる特徴です。

ひとつ分からないのが、
こめかみ辺りにまとわりついてるミニキャラ。
なんだか愛嬌を感じてしまいます。

よって、
危険訴求度 40/100

貯水池のほとり


ライオン

ライオン=キケンの図式、なるほど。
たしかに危険な感じがします。

特に、目が、
目が恐怖心を煽ります。
あと、牙。

しかしながら、

・伏せの姿勢
・尻尾がなんか嬉しそう

この2点がマイナス。

よって、
危険訴求効果 80/100

ライオン

ときおり、笹の葉ごしに。