■右頬の内側に数日前から口内炎が出来ていて触れると痛い。食事は左頬サイドで咀嚼しているから食事の効率が悪くてイライラする。思うように食事が取れないというだけでストレスが溜まるなんて。と自分の器の小ささを再確認。■ふと、両頬の内側に口内炎が出来てしまったらどうなるのだろうと考える。残されたのは前歯のみ。肉関係は噛み切れないから無理。当然、スルメなんてもってのほか。じゃあ、何を食えばいいんだ。■ドングリでも食うしかないか。■唐突ですが方言クイズをやってみます、それでは出題です。「でろのついだでえごんさほしが?」これを標準語に直してください。解答は記事の最後で。イラつかせてごめんなさい。■好きなタイプを聞かれると「包容力のある人が好き」と答える人は多い。■辞書を引けば<相手のことを寛大に受け入れられる心の大きさ>とある。なるほど。だけど包容力さえあればどんな人でもいいわけ? うーん例えば。■包容力のある変態。■え、ダメなの? すごく寛大に受入れてくれるみたいだけど。■ふーん、なんだかなあ。とりあえず「包容力」言っておけば間違いないみたいな感じ?あ、要するに「ワガママぜーんぶ許してネッ!」っていうこと?■わームカつく、最後の「ネッ!」が特に。自分で書いて自分でムカつく。■これを自家嫌悪という。■「なんだかウキウキしちゃう!」と言う人を見ると「バナナあげようか?」と言いたくなる。それがもし外人なら「バネィナあげようか?」となるわけだが。■「わけだが」ってなんだよ。■「特売所」の看板を見かけた。何の特売所かは書いてない。約300メートル間隔で配置された白地に赤の看板。3つ目通過で「何が売ってるの?」という期待感が沸いてくる。うーん、うまい作戦だ。もはやこの時点で運転の目的は「特売所探し」に切り替わっている。絶対に見逃さない。■4つ目、5つ目の看板を通過するとボルテージは最高潮に。7つ目を過ぎたし、そろそろ見えてもおかしくない頃合い。なのにまるで気配がない。それじゃあと期待をかけた8つ目、8つ目、8つ目の看板。・・・・・・ええー!?■結局、特売所は存在しなかった。うっそおぉぉん、ってなった。■ついさっき蘇った幼い頃の記憶を。■みそ汁のお椀に水を注ぎ水彩の筆を構え、言うことを聞かない妹に「うるし塗るからな」と圧力をかけている。■そんなシーンがフラッシュバックしたクリスマスです。■えー、それでは解答を。「泥のついた大根欲しい?」でした。当たったでしょうか?
イブの夜には邪悪が増える
はい、クリスマスの話題です。
この時期になると、頼んでもないのに「クリスマスだけどオレはヒマでまいっちゃう」みたいな自虐的記事が急増しましすけどそういうのって正直、読んでてツライじゃないですか。だから自分も去年は触れずに過ごしたんですが、「アイツ本当はヒマなのに、さも忙しいフリして記事書かねえのな」ていう暗黙の意見がどしどし伝わってきたんですね、テレパシー的なもので。ええー!? 書いても書かなくても惨めに思われるの? じゃあ書いたほうがいいじゃん。ということで書きます。
ヌギャアー!!!
捕えました。あくびの決定的瞬間。ちょっと開きすぎじゃない? てな感じもしますけど、とにかく見事な開きっぷり。この見事な瞬間を狙って、なにか挟んでやりたくなりませんか?
たとえばこんな感じに。
口閉じたらどういうリアクションすんのかなあ、あははー。ていうか、取って付けたようなバナナ画像ですみません。皮を剥いたバナナをgoogleで画像検索したんですけど、これが全っ然見つかんないの。やっとこ探し出したんですけど、あ、皮を剥いたバナナっていってもアレの暗喩じゃないですから。そういうツッコミをされると困りますし、耳たぶまで真っ赤になりますのでやめてくださいハラスメントはよしてください。
今日とか明日とか、いい感じの店でいい感じにムラムラきてる向かい合わせのアベックのテーブルに、剥いたバナナとか置いたら気まずいんだろうなあ。あと、畑から抜いてきたばっかしの土まみれの大根とか置いてみるってのも意味分かんなくて面白そうだなあ。そういう嫌がらせをね、もの凄くしたいよ今。オレね、世界には幸せの絶対量ってのがあると思ってんの。だからアベック達の幸せグラフが右肩上がりになればなるほど、不幸な思いをする人が増えてくの、てことは邪悪が増えるわな。邪悪な面が浮き彫りになるわな。だからオレは今、邪悪だYO! 世間は3連休だなんてウキウキピカピカしてるけどこっちは1連休ですからね。連ていうか単ですから。単休。
なんかテンションがおかしいことになってきたのでこの辺で。メリークリスマス!
OL平井のライフワーク
金田があまりにもねちっこく罵倒するので堪え切れず、みんなの見ている前でびーびー泣いてしまった。私がコピーのリセットを忘れたから50枚も無駄コピーをしてしまったじゃないかとねちねちねちねち小一時間も。私のリセット忘れは毎度のことなのだから、使う前に自分でリセットすればいいのだし、じゃんじゃん出てくる50枚を黙って見ているのがおかしい、というか、目撃者談によると止め方が分からずオロオロしていたみたい。そんなのコンセントをバツンと抜けばいいだけの話なのに!
ヴゥォォォォォォォォォオ!!! アっタマ来る。なんとかして返り討ちにしないと収まりがつかないわ、って報復方法の勘案にランチのカロリーを総動員させた甲斐あって、退社時間ギリギリにとびきりナイスな着想を得ることができたの。タイムカードをギギギと刻み、駆け足で帰宅、すぐさまディスプレイにかじり付くと目当てのアイテムはすぐに見つかった。新コスモス電機社製ポータブル型ニオイセンサ XP-329III。電源投入「1分」で測定OK、単三アルカリ4本で8時間稼働し、測定結果をパソコンに取り込むことも出来るスグレモノ。楽天市場で税込み344,400円はかなり痛いけどすぐにカートへ放り込んだ。だって、躊躇なんかしてられないの。報復執行の舞台は、今月いっぱいで寿退社する吉乃のさよなら飲み会。利用しちゃってゴメンね吉乃、でも絶好のチャンスなの、わかって。
色白ふっくらでいつもニコニコの吉乃はすこぶるオッサン受けがよい。吉乃もそれを知っててキラキラ振る舞う。かなり計算高いけどこれが不思議と嫌みじゃない。この日も、油顔たちのハラスメントな視線とポマードの臭いに囲まれて下世話を肴にキャッキャワハハとやっている。「よしのー! こっち向いてー」私は、囲みの外からビデオカメラを向ける。記念映像の名を借りているけれど、これも報復の必須アイテム。ソニー社製ビデオカメラHDR-SR7。手のひらサイズの洗練ボディながらハイビジョン撮影を実現、スタミナ6時間撮影、メモリースティック記録でパソコンへの取り込みも容易なスグレモノ。価格.comで税込み87,850円はちょっと痛いけど尻込みなんてしてられないんだから!
ファインダーの向こうではネクタイ鉢巻きの部長が毛むくじゃらのぽっこりお腹をむき出しにしてぐにゃぐにゃ気味の悪いダンスをお披露目、吉乃は和太鼓に見立てた部長の腹を割りばしで威勢よくドンドンドドンと打ち鳴らす演技を見せる。はああー、なんなのよこの会社。なーんてため息ついてる場合じゃないわ。この盛り上がりのスキを縫ってさっさと済ませてしまわないと。「ちょっとトイレ」私はビデオカメラを携えたまま席を外し後ろ手に障子戸を閉め、座敷の上がりかまちにしゃがみ込んであらかじめ電源を入れておいたXP-329IIIのセンサ部分を金田の皮靴の奥深くに差し込み、ビデオカメラのフォーカスをニオイセンサの液晶にピタリ合わせた。よし、シミュレーション通りに私、やれてる。ピピッ。かわいい電子音が鳴って、液晶に測定値が反映される。せ、1210!? すっごーい!!! メーカーHPのサンプル値によれば靴の中は290~580だから、え? 倍? 倍以上? 倍以上も臭いわけ??? 予想外の結果に興奮して脳みそは窒息寸前、クラクラしながら深呼吸したら1210の悪臭を酸素の欠乏した脳へふんだんに取り入れてしまってワンワンワワン! って意識がバグりかけたのも予想外だったケド、まあとにかくこれで資料は揃ったし、あとは申請するだけ。
申請といっても専門の仲介業者に映像資料を渡すだけなのカンタンなの。なーんてホントは自分で申請するのが面倒だったから。だって全部英語で書かなきゃならないし、書いたら書いたでどうやって郵送したらいいのかチンプンカンプンだし、だったら任せちゃえ! って。最安のプランでも「ぽっきり10万円」でかなーり痛いけど二の足なんか踏んでられないの! ここで頓挫なんかしてられないじゃない? 担当者に申請内容を伝えたらしかめ面されたけどこっちは客、客なの。四の五のつべこべなんて言わせなかったわ。
で、で、で、その努力の結実が今、私の手元にあるの!
いくわよ? じゃじゃーん! ギネスブック2008!!! ほら見て、このページ、ここにほら金田一郎って。足の臭い世界一って。1210って。達成! って。ウケるー、超ウケるっ! 私の撮影したキャプチャ映像もキレイに印刷されてるんだけどこれハイビジョンだからよ。スペック背伸びしといてやっぱり正解だったわ。あ、余談だけど、本になる前の段階で認定の電話確認があるの。で、私、連絡先を会社にしといたのね。そしたらその電話に部長が出ちゃったの。始めは事情を把握してなくて「なんですと!? 我が社からギネス記録が!」なんて声が弾んでたんだけど、内容知ったら「ちょっと来い、カネダッ!」って大激怒。あちゃーこれはマズイ。もし「取り消せ!」なんてことになったら私の投資が水の泡になっちゃうマズイ! マズイマズイ! って機転を利かせて「え? なに? ギネス? ギネスなの? きゃー! すごーい! すごいすごーい!!!」って大袈裟にさんざん褒めて喚いてフロア全員の注目を集めて後に引けなくしたの。そしたら部長、どういうわけかまんざらでもないような顔つきになって電話口に「イエス!」だって。この瞬間に記録が正式認定されたの、イェス!!! ふわー、あぶなかったー。
ま、そんな経緯も含めてこのギネスブックがあるのね。きゃーもうなんなのこの充実感。んもークセになりそう。これ、もしかしたら私のライフワークになるかもしんない。あ、勝手にギネスって、いま名付けたわ。どれだけ私財を投じたって惜しいとは思わないだけの魅力があるわよ。みんなもどおお? 勝手にギネス。え? 金田はどうなったかって? そんなこと知りたいの? んーとね、ギネスの影響で株価が暴落した責任を取らされて山梨の事業所に左遷されたわ。テヘ、ちょっとやりすぎちゃったかしら。
[関連リンク]
・【楽天市場】【送料無料】ポータブル型ニオイセンサ XP-329III
http://item.rakuten.co.jp/ricoromama/2-6186-01/・ポータブル型ニオイセンサ XP-329III
http://www.new-cosmos.co.jp/infor/smell/xp3293.html・XP-329 IIIR ニオイセンサレベル値例
http://www.new-cosmos.co.jp/infor/smell/xp3293_2.html
・Guinness World Records – Japanese – Home Page
http://www.guinnessworldrecords.com/ja/default.aspx
制御不能です
先日、失神するかも。と思うくらいの腹痛に追い込まれたのですが、ブラックアウト寸前の間一髪、パンツを降ろすや否やといった感じで事なきを得ました。しかし安堵も束の間、実はこの時けっこうな尿意も併せ抱えていたのです。当然、放尿するわけですが、私にはどうでもいいような場面で合理化を目指す癖があって、この時も別段急いでいる訳でもなく、そのような必要性は全くなかったのですが、ウォシュレットでお尻を洗いながらの放尿を画策したのです。
つまり、時間短縮のための同時進行です。肛門を目指す放水がそのまま尿として出てゆくような、そんな側面図を思い描きながらウォシュレットの放水を開始し、いざ放尿を。と思ったのですが驚きました。出ないんです、尿が。正確には出せないと言ったほうがいいんでしょうか。催眠術にかかったみたいに一滴も出せないんです。意識が肛門の刺激に奪われてしまって――こういう言い方が伝わるかどうか不安ですが――尿を踏ん張ることが出来ないんです、刺激によるCPU使用率が100%に達していて放尿に意識を集中させることが出来ないんです。
まさか、けつめどが放水によって刺激されただけで尿意のコントロールが不能になるなんて。ああすみません、興奮のあまり「けつめど」などと「肛門」を表す北関東から東北の方言を使ってしまいましたが、考えてみるに生理現象である強烈な尿意をも封じるのですから、肛門を牛耳る者は世界を牛耳ると言っても過言ではないのではないでしょうか調子に乗りすぎました過言でした。とにかくこれは是非みなさん、はちきれんばかりの尿意の用意をして試す価値ありです。
えー、とは言いますものの正直に言いますが、訓練によりかなり強く意識すれば出ます、出すことが出来ます。ですが「なんだ出るんじゃねえか」などと言わず、ここはひとつ大人になっていただき、得も言われぬ制御不能感を味わっていただくのが正解かと思います。
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話は変わりますが少し前に、「テキスト庵」というサイトに登録しました。ここは、エッセイ・随筆等のテキストの登録制リンク集およびポータルサイトです。アクセス数獲得を第一義の目的とせず、読み手としては新しいテキストの開拓、書き手としては自身のテキストのアピールを行えるサイトなのです、が、しかし。気軽に登録してみたものの、登録されているのは立派な文章を書かれる方ばかり。ひしひしとした場違い感に顔が青ざめる日々です。とはいうもののテキスト庵には面白いテキストがたくさんありますので一度覗いてみてはどうでしょう。
テキスト庵
http://www.spacehorn.com/text/index.html
明るい未来は強い子が
「犬のフンはお持ち帰り下さい」
日本全国どこへ行っても目にする看板です。都市部などでは昔から存在していたのかもしれませんが、私の住む東北の片田舎にまで進出するようになったのは割と最近で、それまでといえば道端のそこかしこに犬のフンが存在していて、どういうわけか人糞が鎮座していることさえありました。私を含む当時の小学生たちは、月に一度はフンを踏んづけ、その度ごとに、コンクリートのエッジでこそぎ、雑草になすりつけ、アスファルトへと足を引きずり、水たまりですすぐなどして靴裏の異物を撤去し、万が一現場を目撃されようものなら「バリヤ」を張られ、次の誰かが踏むまでは「バイキン」としての日々を送らなければならなかったのです。このように、少し前までの小学生は、道端のテロと戦い、かつ、不名誉による疎外感を味わうなど、幼いながらも汚辱のキャリアを積んできたわけです。
それがどうでしょう。全面アスファルト舗装、街灯完備、フンお持ち帰りの看板設置など、今や通学路は無菌状態です。果たしてこれは本当に良いことなのでしょうか。少なくとも犬のフンを踏まなくなったことに関しては、子供たちが逆境に立ち向かうための、その力を養う機会を失ってしまった。そのようには言えないでしょうか? フンを踏んできた私たちは強いはずです、いえ、強くなきゃ困るんです。あの、悲痛と失望の日々が無意味だったとはどうしても思いたくはないんです。踏まれて強くなるのが雑草ならば、踏んで強くなるのが子供なのではないでしょうか。私はそう思います。
極論を承知で言わせていただけば、いじめ。集団とは、常に誰かを排除し続けなければならない不思議な生き物です。これまでは、フンを踏んだという大っぴらな理由で、その彼(彼女)を一時的に集団から排除してきたわけですが、逆にそれが集団としての息抜きとなり、現在のような陰湿ないじめへの発展を防いできたのではないか。そのように思うんです。
ですから私は提案したい。「犬のフンは持ち帰らないで下さい」と。心の強い子供を育み、陰湿ないじめへの発展を阻止する意味でも、散歩には手ぶらで出掛けて頂きたい。子供たちの未来のためにもなるたけたくさんフンを踏ませ、悲しませ、落胆させ、強靱な精神力を養うべきです。もう一度言います、「犬のフンは持ち帰らないで下さい」。これが私の掲げる第一のマニフェストです。どうですかみなさん、みなさんのチカラで、地方から元気になって行こうではありませんか。明るい未来のために、強い子供たちを、この私と共に育てて行こうではないですか。
それではまあ、時間も迫って来たようですので、えー、みなさん、本日は足元の悪いなか私の言葉に耳を傾けていただき、大変感謝しております。ぜひ今日の話をですね、ご家族に、ご家族が集まる晩ご飯のときにでも構いません、今日はこれこれこういう話を聞いたよ、とお話いただいて、意見を交わしていただいて、明日の投票日にはですね、明日の投票日には、ぜひ私に、この私に清き一票、清き一票を、どうか、どうかよろしくお願い致します。清き一票をどうかよろしくお願い致します!